ホリエモンの徹底抗戦

堀江貴文さんの著書「徹底抗戦」読みました。雑感としては3年前にテレビで大騒ぎしたライブドア事件を当事者のホリエモン視点で観察できたこと。そして東京地検特捜部が行っている今の治安維持システムの問題。その2点につきると思います。


私なりの解釈でライブドア事件を総括させていただくとライブドアより悪質な違法行為をしている会社は当時たくさんあったわけですが、検察がそれらすべてを捕まえて会社を潰していってしまったら株式市場が大混乱をきたすわけで、その見せしめのために代表で逮捕されたのがホリエモンだった。ってことだと思います。


ホリエモンは見せしめ効果が高かったために逮捕されたとも言えます。ババを引いてしまった当の本人は納得できるわけがないので、おれより悪いやつはいくらでもいるのにそっちはなんで逮捕されないんだろう。と思うのもよくわかります。でも違法行為があったからといって次から次へと大企業の社長を逮捕すれば経済活動に支障をきたすし、かといって不正がまかりとおるような社会では困るし・・・・。で、ちょうど良かったのがホリエモンと。今の検察のシステムは非常に効率的なのですが理不尽であるのもまた事実。このへんの兼ね合いは正直難しいところです。でも、懲役2年半って刑が重過ぎるような・・・・。最高裁でどんな結末が待ってるのかわかりませんが情状酌量で執行猶予付きが妥当なんじゃないかと思うんですがどうなんでしょう。