「動画にコメントを書いて楽しむ」から「動画を鑑賞して批評する」へ

ニコ動がくそになったのは勘違いしたうp主とお客様意識の視聴者が増えたからだよね。(VOC@LOID通信@ニコ部)

を読んで思うところがあったのでちょこっと書いてみた。


初期のニコニコ動画はうp主も軽い気持ちで動画をあげていたからわりとコメントしやすい気軽さがありましたね。作品にコメントでツッコミ入れたり、それがまた作品をよりおもしろくしたり。動画を作った人も、動画を見る人も同じ目線で楽しむみたいな。「動画にコメントを書いて楽しむ」というのがニコニコ動画の本来のサービスだったような。


で、最近のニコニコ動画は作るほうも見るほうも真剣で「鑑賞する動画」になってきています。偉大なクリエイターが作った作品を見るような。そこでは視聴者としてのマナーを求められます。さらに目の肥えたユーザーは批評家になってしまっていてとてもコメントで遊べる雰囲気じゃない。


どちらがいいとは一概には言えません。気楽にコメントが書ける楽しさも捨てがたいが質の高い動画を鑑賞したい強い欲求もあります。またそのような質の高い動画を見たらうp主をリスペクトする感情も自然と生まれてきます。ただ、最近そういう気軽にコメントで参加できる動画が目の届く範囲から減ってきているのでコメントで遊びたい欲求も高まりつつあるんじゃないかなと。


「みんなでコメントを書いて作品をよりおもしろくする動画」と「完成した作品を鑑賞して批評する動画」がバランスよく両立できればいいんですけどね。ただ前者の場合、おもしろいコメントは時間とともに流れてしまいますから難しいところですね。