左翼教師の君が代・日の丸不起立問題について思うこと

私個人はそれほど熱心な愛国者ではないがサッカー、ワールドカップのテレビ中継で君が代が流れたらなんとなく口ずさんでみたくなったり、WBCで優勝した際に見た日の丸に目頭を熱くする。その程度には国歌や国旗というものに親しみを感じている。時代は変わったなぁ。


いつごろかはわからないけど(おそらく1995年頃を境に)この国の空気が変わった。社会党が消滅したせいかもしれないし、北朝鮮がミサイルを打ったせいかもしれない。ぶっちゃけると今の左翼教師には平和主義者のイメージがない。せいぜい全体主義者を批判する個人主義者というか、「自分の気持ちを表現している人」にすぎない。式典で不起立を貫く行為に、少なくとも昔の左翼教師は戦争を遠ざける意味があるのだと信じてやっていたわけだけど、おそらく今の左翼教師たちは不起立が戦争を遠ざけるなんて誰も信じていない。信じていないのにもかかわらずやめられない。今の彼らを支配しているのは平和主義ではなくシニシズムだ。