「東のエデン」最終回雑感

東のエデンを見終わった。第1話を見て「これは期待できる!」と思ったのだけど数を重ねるごとにヒートダウン。謎が解けていくほど加速度的に興味が失せるアニメってのも珍しい。個人的には、1話や2話を見て2ちゃんねる掲示板で謎について語ったり、今後の展開を妄想してるあたりが一番おもしろかったなー。理想を言えばひとつの謎が解けるとまた新たな謎が浮かんで、最後まで思考にふけっていられる状態だったら最高だったのだけど、実際はひとつの謎が解けるとその答えがあまりにも凡庸で、物語が進むにつれてきっと他の謎もありきたりな答えなんだろうなぁと思うと期待が徐々に薄れてゆくガッカリ進行だったのが頂けなかった。情報は多いけど中身が薄いアニメってのが正直な感想。にもかかわらず、最後まで見れたのは「日本を変える」という古いようで新しいテーマに魅せられたという点が大きい。主人公は日本をどうやって変えるのか?日本に必要なものは何なのか?という答えを見たくて最後まで付き合ってみたのだけど・・・・どうやら答えは映画館に行かないと教えてくれないようで、アニメ版を見ただけでは物語は完結しないようです。



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